MVNOって何?分かりやすく教えて!

ほとんどの人がスマートフォンを持つ時代になり、いわゆるキャリアと呼ばれる大手通信事業者ではなく格安SIMを利用する人も珍しくなくなりました。

そんななかMVNOという言葉をよく聞くようになっています。
けれども「MVNOってどんなものなの」と戸惑う人も多いのではないでしょうか。
MVNOは「MobileVirtualNetworkOperator」の頭文字をとったもので、仮想移動通信業者と訳されるのが一般的です。


MNVOは簡単にいうと、キャリアのインフラを借りてサービスを提供している業者のことです。大手通信事業が持つネットワークを借りているだけなので独自のインフラを持っていません。


各大手通信事業者は基地局などのインフラ整備に多額の資金を使ってきました。



メンテナンスにも費用がかかります。

それらの費用が利用料に上乗せされるためキャリアの携帯利用料は高めになりがちです。しかしMNVOはインフラをもたない分、利用料金を抑えることが可能です。

MVNOはどのキャリアをベースにしているかによって大きく分類できます。

これまでインフラを持つ事業者は3つだけでしたが、2017年に某大手通販事業者がキャリア事業に参入することを明らかにして大きな話題を集めました。
MVNOが提供する携帯電話は通常「格安SIM」と呼ばれていますが、正確にはSIMとはsubscriberidentitymoduleの意であり通信をするためのSIMカードを指しています。これには厳密には携帯本体が含まれていません。

MVNOが提供するSIMカードが安価であることから、格安SIMと呼ばれるようになったものです。

MVNO業者は、SIMカードを単品で販売することも携帯本体とSIMカードをセットで販売することもあり、利用者はどちらかを選択できるのが一般的です。


携帯電話本体をすでに持っていて格安SIMを装填して利用できる人なら(機種などによって装着できないパターンもあります)、わざわざ本体を買う必要がなくなります。


したがってオークションなどを利用して本体のみを入手し、MVNOの安いSIMカードを利用することも可能です。

SIMカードには、データ通信専用タイプと通話可能なタイプの2種類があります。

通話可能なタイプのほうが利用料金が高くなります。



しかしMVNOの多くが、通話が無料になったり一定時間通話が安くなったりするアプリを提供するようになり、家族や友人など決まった相手としか通話しない人であればわざわざ高い通話SIMを契約しなくともすみます。

1時期、MVNOに顧客が流れたことで大手キャリアも格安SIM事業に積極的に参入するようになっています。またキャリアの利用料金そのものも低くなる傾向が見られます。
一方MVNO業者のなかにはサービスを停止するところも出てきました。
今後はますます統廃合が進むおそれもあり、どの携帯会社を利用するかについては慎重な判断が求められるようになるでしょう。