企業のお中元の風習の変化

少し前までは企業同士の取引先でお世話になった贈り物としてお中元を贈ることは、ビジネスでは礼儀とされてましたが近年ではお中元もお歳暮も衰退してきてます。これも一つのコミュニケーション手段として有益なこともあり、発注元の企業と受注先の企業間だけでなく、上司と部下の潤滑油にもなってました。しかし、最近は取りやめることが増えていて有名な大手の自動車メーカーも取引先に対して贈らないように要請し、取引先からすれば日ごろの感謝を込めて贈りたくても出来ません。何故取りやめたかというと原価低減を重視するためとメーカーは説明していて、お中元にかかる費用を減らして販売する製品を安く造るためです。

すなわち部品メーカーに対して贈るのは不要なので、代わりに部品代を下げてほしいと言っているようにも捉えられます。ただ、これも違う視点から見ると別の事実も見えて、コストが一番の会社でもつい近年までは取引先から贈り物を受け取っていたようで、ビジネスの場面でもやはり大きな効果をもたらすとも言えます。ビジネスでのお中元は仕事の受注者が契約書に書かれている金額以上のお金を発注者へ支払うことに似ていて、つい賄賂のようにも感じます。賄賂だと刑法上で罪になり、公務員に職務に関係することで渡すと3年以下の懲役または250万円以下の罰金に処せられます。

民間企業同士でも罰せられますが、常識の範囲内のお中元で実際逮捕されることはありません。これは捜査当局が賄賂とするのは職務に関係する贈り物であることの証明が必要で、日ごろの感謝や社会儀礼としての贈与だと認定されないためです。

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